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2022/09/07

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★ゴルフルールについての解説★(バンカー編Ⅱ)

雨の後は バンカー内に 水溜りや流水跡が出来ていることがあります。水溜りにボールがある時は テンポラリー(カジュアル)ウォーター内のボールとして 普通は 無罰の救済を得られるが 救済のニヤレストポイントと ボールをドロップする場所は そのバンカー内でなければならないと決められており その処理に 疑問が生じることも 少なくありません。バンカー内のテンポラリーウォーターの中にあるボールとして 無罰の救済を受ける時も 完全な救済を受けることが基本で まずは テンポラリーウォーターの境界線を想定し 救済のニヤレストポイントを決めることが 通常は ファーストステップになります。完全な救済の概念が良く分からない人は まず その点を学ぶ必要があります。 スタンスを取って 水が染み出してくるような所は 水がないように見えても カジュアル ウォーター内ということになります。ボールを落とした結果、砂に水が多く含まれていて柔らかく ボールのかなりの部分が埋まるようであれば そこが カジュアル ウォーター内である可能性が高い。そうであれば 再ドロップが必要になる場合もあるので 良く確認して プレーをすべきでしょう。いずれにしても、無罰の救済を受ける時は 原則 そのバンカー内に ボールを ドロップしなければなりません。ただし、1打罰の下に バンカー外の後方線上の救済を受けることはできます。

一方、ルールでは バンカー内で 完全な救済が得られないようであれば その状態から最大限の救済を受けられ、ホールに近づかずに、しかも、ボールのあった場所に出来るだけ近い バンカー内にボールをドロップすることが出来ると定めている。従って 完全な救済を得られる場所はないが 水量が少ないエリアがあり そこにボールをドロップしてプレー出来ると考えた場合は その選択肢が賢い選択か 否かは 別にして それも取り得るオプションになる。

他方、バンカー内のゲームの公平性に影響を及ぼすような著しい流水跡の取り扱いであるが、基本的には 異常なグラウンド状態には 該当せず 救済の対象にならないと覚えておくべきである。ただし、競技の前に修復できない著しい流水跡を競技委員会が その場所を特定した上で そうした流水跡は 異常なグラウンド状態とするローカルルールを制定し そのような場所からの救済が認められることは 良くあることである。